ジョイントディグリーの認証に関する勧告

標準
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コメント(解説):大学、資格認証機関や質保証機関が、進学などのための審査でジョイントディグリーを評価する際に、基づくべき原則が記載されています。大学が授与したジョイントディグリーを、他機関が資格審査をする際、審査の透明性が確保されているかという視点で参考になります。ジョイントディグリーの扱いに関する基本原則を知るために活用ください。


正式名称
Recommendation on the Recognition of Joint Degrees

策定主体
UNESCO/欧州評議会(リスボン認証条約委員会)

策定(実施)年
2004年6月9日 採択
2016年2月29日 改訂版採択

概略
「欧州地域の高等教育に関する資格認証条約」(1997年、UNESCO/欧州評議会の地域条約)の副次的文書として策定された勧告。異なる国の複数の高等教育機関による共同のカリキュラム開発及びジョイントディグリーの授与が、学習あるいは就労のための流動化(モビリティ)を促進し、欧州高等教育圏の確立に貢献することを強調。また法的な側面で課題の多いジョイントディグリーの認定を促進する必要性を唱えている。欧州各国政府が、ジョイントディグリーに関する政策を策定する際には、本勧告を参照することを奨励。

ジョイントディグリーの定義と授与形態、ならびに質保証については以下のように示されている。

○ 定義
ジョイントディグリーとは、2つ以上の高等教育機関による共同教育プログラムにもとづいて授与される、高等教育の資格のこと。その学位記は、単一の文書として発行される。

共同教育プログラムとは、2つ以上の高等教育機関が共同で開発、運営、提供をしている教育プログラムで、ジョイントディグリーの授与につながるもののこと。

○ 質保証と資格認証
1つの質保証機関が代表して評価をした共同教育プログラムについて、その評価結果が関係するすべての国で正式なものとして扱われているならば、そこで授与されたジョイントディグリーも認証されるべきである。

上記の単一評価が行われていない場合、すべての関係国と欧州地域で求められる要件を充たした透明性の高い質保証制度がプログラム全体に対して用いられているという条件で、当該学位は認証されるべきである。

リスボン認証条約批准各国の政府は、共同教育プログラムの質保証に関する法整備を進めるべきである。