TEEP II: 欧州国際共同評価プロジェクト II

標準
ホーム質保証機関の取組み手法

コメント(解説):欧州の異なる大学同士が国を越えて実施する共同修士プログラムにおいて、質の高い教育を実施するための方法や、優れた教育に共通している不可欠な要素・課題が、本プロジェクトを通して特定されました。


正式名称
Transnational European Evaluation Project II

実施主体
ENQA

実施年
2005-2006年

概略
TEEPの2期目となるTEEP IIでは、欧州の共同修士プログラムにおける質の高い教育のための方法の割り出しと優れた教育に共通する要素の抽出を目的として、共同評価が試行された。欧州委員会の助成のもと、ENQA(欧州高等教育質保証協会)加盟のスウェーデン、英国、オランダ及びベルギー・フランダース地方、フランス、スペイン、ハンガリーの質保証機関が参加した。

水資源管理学、文化・コミュニケーション学、法・経済学の3分野で、必要単位数、修業年数、パートナー機関数等の異なる3つの共同修士プログラムの試行評価を実施。評価は、ENQAの「欧州質保証ガイドライン」に基づいて行われ、パネルは、各質保証機関の代表者、外部評価者5名、学生2名から構成、評価手順は、自己評価書の提出、専門家チームによるピア・レビュー、訪問調査、評価報告書の公表にて行われた。

試行評価の結果、質の高い共同修士プログラムに不可欠な要素として、主に以下の点が浮かび上がった。

  • 各パートナー機関の役割が明確化されていること
  • 学生への情報提供、住居サービスが十分であること
  • ジョイント・ディグリー、ダブル・ディグリー等の実施に際しての法的問題点が明確化され、かつ解決されていること
  • 機関レベルの関与とサポートがあること
  • プログラム・コーディネーター、地域コーディネーター、教員、学生の間の意見の合意

また、共同教育プログラムの課題として、主に以下の点が指摘された。

  • 共同教育プログラムの評価やアクレディテーションの実施主体
  • プログラムの質保証に関する欧州レーベルの開発の必要性
  • 国ごとに異なる規則(必要単位数、卒業論文提出の必要性の有無等)