国境を越えた教育提供におけるグッド・プラクティス規約(改訂版)

標準
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コメント(解説):本規約は、国境を越えた教育提供におけるリスボン認証条約の補足文書の位置付けで、派遣・受入双方の国が留意すべき観点について定めています。また、授与される資格・学位の質保証や通用性の向上、関係者すべての利益の確保なども期待されています。大学が国境を越えた教育を提供する際の注意点として参考になります。11項目の規約は日本語の仮訳を作成しています。


正式名称
Revised Code of Good Practice in the Provision of Transnational Education

実施主体
欧州評議会/UNESCO

実施年
2007年

概略

リスボン認証条約におけるグッド・プラクティスについての規約。前文・定義・規約から成っており、さらに付加文書(Explanatory Memorandum)が付随する。

本規約は、2001年に制定された同名の規約の改定版である。これに関するこれまでの経緯は以下の通りである。

  • 1999年 国境を越えた教育ワーキンググループで「規約」が採択される
  • 2000年 ENICネットワーク※年次総会に提出・承認され、欧州評議会/ユネスコ認証条約政府間会議へ送付される
  • 2001年 同会議により「規約」が採択される
  • 2005年 ENICネットワーク※により「規約(改訂版)」が承認される
  • 2007年 欧州委員会/ユネスコ認証条約政府間会議により「規約(改訂版)」が採択される

本規約は、国境を越えた教育提供におけるリスボン認証条約の補足文書の位置付けで、派遣・受入双方の国が留意すべき観点について定めている。

同時に、高等教育での国境を越えた取組みにおいて、(a)派遣・受入両国の期待を充たし、(b)提供されるプログラムおよび授与される資格の質保証と評価の参考となり、(c)学生・雇用者を含む関係者すべての利益を保護し、(d)授与される資格の通用性を高める役割が期待されている。

全11項目からなる規約部分の日本語仮訳こちら
また、本規約制定に際して参照された世界の諸規約として、以下のものが挙げられている:

  • Universities and their Students; Principles for the Provision of Education by Australian Universities. RE; Provision of Education to International Students. Code of Practice and Guidelines for Australian Universities(AVCC, 2005)
  • Principles for United States Accreditors Working Internationally: Accredetation of Non-United States Institutions and Programs(CHEA, 2001)
  • Sharing Quality Higher Education Across Borders: A Statement on Behalf of Higher Education Institutions Worldwide(CHEA, IAU and AUCC, 2005)
  • Code of Practice for the Assurance of Academic Quality and Standards in Higher Education. RE: Collaborative provision and flexible and distributed learning (including e-learning)(QAA, 2004)

※ENICネットワーク:欧州情報センターネットワーク。ENICはEuropean Network of Information Centresの略。国外で取得された学位・資格の認証にかかわる情報提供の拠点。